スーパーのBGMというと、何を最初に思い出す?ミディ(電子楽器デジタルインタフェース)で作られたポップのカバーかもしれないね。それとも、スーパーのテーマの歌も浮かんで来る可能性もある。2番売り場から4番売り場まで歩いている間にあなたの意識の裏で微妙に流れている歌だ。でも、そんな歌は僕の耳を貫く機会がない。僕はスーパーに入る前、iPodのヘッドフォンで耳を詰めて、YMOの世界に飲まれる。
楽天的なビートに押されながら入り口を過ぎて、その勢いのおかげでいつの間にか果物の売り場にいる。林檎の状態を確かめながら歌のメロディーが永遠まで明るく輝く、そばのレモンの色と同じ。今日レモンを買うしかない。観点が異なってもお互いに合わせる親友のようにドラムとベースはビートと一緒に進んで、まるで回り止めてくれない世界に住んでいるようにビートは進まないといけない。そして、僕も野菜の売り場へ進まないといけない。
野菜というと、ブロコリに一番信頼する。なぜかというと、油濃くても不味くても、ブロコリはいつも体に良い。ゴーヤもそうだけど、沖縄の愛する野菜の苦さを週に一度以上我慢が出来ないから、そんなものに信頼が全然ない。でもブロコリの方が大体うまくて、いろんな料理に加える。YMOのライディーンのように、ブロコリは一日を切り抜ける力を引き出す。そして、この野菜とちょうど同じように、この曲も冷蔵庫の後ろ隅に忘れるなら、きっと腐る。
野菜の角を曲がって、お酒に囲まれている。iPodの画面を見ると、今Castaliaという曲が流れていると分かる。面白いことに、それは隣のワインの名前にかなり似ている。このカラフルな売り場は100種類以上のワインや酒やビールがあって、冷凍の側と室温の側がまるで二つの世界の大事な境界だ。僕は赤ワインを手に取り、ラベルをゆっくり集中して、スペイン語の名前を注意深く読む。曲のドラムの反響が宇宙の闇にだんだん隠れる。キーボードのストリングは流れ星のように夜の空を伸びって、地球の大気まで落ちると消える。ストリングとドラムが最高潮を発するかしないかに、僕の好きなワインを選んで、現実へ帰る。次は楽園へ。
今年僕は「カレー中毒になった」と言われたら、自分が否定出来ない。どんなカレーでも好きだけど、一番好きなのはアメリカの東北からなのだ。でも、なぜチーズの産物で有名なバーモントはそのもののカレーがあるか、僕は本当に分からない。ジャワは当たり前だ。どこかがカレーがある限り、どこでもが当然だ。でも、バーモントはカレーとつながりが一つでもあると聞いたことがない。それについて深く考えているうちに、YMOのデイトリッパーのカバーが始まる。メロディーと歌詞だけは本物に似ていて、他には全然違う。楽器とリッズムと雰囲気。しかし、違和感があまりない。もちろんYMOの楽器はビートルズの楽器より人口的に聞こえるが、リッズムはそれに合わせて、雰囲気を変える。その結果はバーモントカレーのようにある程度論理を超えるものだ。やっぱり、うまく説明が出来ない大好きなものだ。カレーがバーモントから来ても、ビートルズの曲が豹変しても、両方はいつまでも最高だ。
様々なものでバスケットが満ちてから、レジの前に並んで、マイバッグを出す。アルバムが終わって、店員との短い会話の準備として、ヘッドプォーンを外し、久しぶりに回りの音を聞く。お菓子を要求している子供。値段を発表している店員。そして、普通のスーパーのBGM。YMOのおかげで、今日僕は本当に2010年のソリッド・ステート・サバイバーだ。
Tuesday, August 24, 2010
Saturday, August 7, 2010
お茶
僕らの間に物理的だけではなく、時代的な距離もあった。アメリカの西海岸から京都に電話したら、16時間前にタイムトラベルするような気がします。でも、45歳の大学の先生にとっては、22歳の学生と接することも、タイムトラベルのようだ。僕らの一緒に歩いていた共通地面が自分の文化とのつながりだ。あるいは、そんなつながりの無感だ。なんとなく僕らはよそ者としてお互いに引っ張られた。
「おはようございます。」と僕は始まった。
「間違ってるよ。もう晩ご飯を食べたよ。」と相手は笑って、言った。その声の後ろには、ジャズの曲が美しく盛り上がっていた。相手の広いリビンルームには、エリントンのオーケストラが溢れていた。それと、相手の猫の独特な匂いを想像した。
「サンタクルーズはどう?」と僕は聞いた。
「いつものようだ。ここを通る人々が変わるけど、この町があまり変わらないと思う。40年ぐらいそんなに変わってないよ。」
「相変わらず。お茶をやってる?」
「もちろん。夏休みだよ。お茶がないと、心がうまくいけない。庭にも毎日働いてる。ちゃんと焼けたから、驚かないようにね。」と相手が注意してくれた。
「了解、驚かないように気をつける。約束だ。」
「どうも。さあ、学校はどう?」
「最近大変だけど、しかたがない。我慢しないと。でも、友達とうまく出かけてるから、大丈夫だと思う。こんな生活を楽しめるようになった。」と僕は報告した。
「へー、そうなんだ。恋人が出来たらしくて、おめでとうございます。どんな人だろう?」
「いないよ。普通の友達と一緒に遊んでるだけだ。でも、楽しいよ。」
僕らの会話に沈黙が来た。でも、エリントンのピアノが不思議に素敵に続いた。相手が何も言わなくて、信じてくれないかもしれない、と自分に思った。
「来月京都を訪れるから、ちょっと待ってね。」と相手は甘く言った。「一緒にお茶をやる?」
「もちろん。」
受話器を置いてから、どこかへ逃げてしまうべきかどうかを本当に知りたくなった。
「おはようございます。」と僕は始まった。
「間違ってるよ。もう晩ご飯を食べたよ。」と相手は笑って、言った。その声の後ろには、ジャズの曲が美しく盛り上がっていた。相手の広いリビンルームには、エリントンのオーケストラが溢れていた。それと、相手の猫の独特な匂いを想像した。
「サンタクルーズはどう?」と僕は聞いた。
「いつものようだ。ここを通る人々が変わるけど、この町があまり変わらないと思う。40年ぐらいそんなに変わってないよ。」
「相変わらず。お茶をやってる?」
「もちろん。夏休みだよ。お茶がないと、心がうまくいけない。庭にも毎日働いてる。ちゃんと焼けたから、驚かないようにね。」と相手が注意してくれた。
「了解、驚かないように気をつける。約束だ。」
「どうも。さあ、学校はどう?」
「最近大変だけど、しかたがない。我慢しないと。でも、友達とうまく出かけてるから、大丈夫だと思う。こんな生活を楽しめるようになった。」と僕は報告した。
「へー、そうなんだ。恋人が出来たらしくて、おめでとうございます。どんな人だろう?」
「いないよ。普通の友達と一緒に遊んでるだけだ。でも、楽しいよ。」
僕らの会話に沈黙が来た。でも、エリントンのピアノが不思議に素敵に続いた。相手が何も言わなくて、信じてくれないかもしれない、と自分に思った。
「来月京都を訪れるから、ちょっと待ってね。」と相手は甘く言った。「一緒にお茶をやる?」
「もちろん。」
受話器を置いてから、どこかへ逃げてしまうべきかどうかを本当に知りたくなった。
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